キッチン

女性たちに、朝何時におきるのかきいたら、5時だと。。
彼女たち、朝から水牛の乳絞りに、水くみに、とてもはたらきもの。
西の果てのここでは、太陽は8時ごろにのぼってくるので、
5時なんてまだ、まっくら。
仕事のようすをみようと、わたしも5時に起きると言ったけれど、
時計をもっていないので、真暗のうちになんどもおきて、犬におびえつつキッチンをのぞきにいった。
それぞれの部屋がひとつの小屋になっているので、外にでなくちゃいけないのです。

キッチン小屋
そのうち明るくなってきて、物音がしたので外に出ると、乳絞りをしている。
5時っていっていたけれど、彼女たちも時計をもっていないから、適当な時間をいっていたみたい。
ママは、すでに1時間かかるバターミルク作り(こんなかんじ)を終えていたというから、やっぱり早起き。
このキッチンの中、こんなかんじ。


柱にひもをくくりつけ、ミルクをかき混ぜる棒をささえます。

小屋の壁や床をつくったのとおなじ、素材でつくられた火場。
いまだ乾いた木をくべてつかわれているけれど、
火力の弱まった炭の上にやかんをおいて、チャイの保温もできるし、なにかと効率がよいようにおもう。
ここのひとたち、あたたまるときに、火に手を近づけすぎて炙っているようにみえる。ハードな気候で、皮が丈夫なんね。

おなじ素材で、ちびっこ椅子も。


ママの靴、こんなにかわいい。


井戸の水くみ。
タイヤのチューブでつくった桶で。
ここの水はあまくておいしいと。
男性陣は、水牛用にくんでいるところ。
村訪問のつづき

ハリジャンの村にて。
ラトナー、19歳。女性らしくて、うたがうまくて、器用なおんなの子。
ビーズのプレスレットを30分くらいでつくってくれた。

ハリジャンの村から、10キロくらい奥地にある、ジャット族の村につれていってもらった。
もっていた地図にのっていないけれど、会いたかった民族。
いままで行った村は、土をつかったまあるい家がおおかったけれど、
もっとさらに素朴な村で、木をつかった高床式のもちらほら。
写真をすごく嫌うのでとらせてもらえなかった(描いた絵も許されずけされてしまった。。)
結婚後は、鼻に大きな輪のピアスをつける。
おもくて、ひもで支え、髪につける。そこにもぬけめなくきれいな飾りが。

そして、その村で、婚礼のときに花嫁花婿が顔をおおうビーズの飾りをつけさせてもらった。
となりにいるのは、いっしょにきたハリジャンのバヤバーいさん。
手元にある地図だけでも、行ききれない行きたい場所がたくさんあるのに、
さらに載ってないステキな場所があるなんて、、こまった。
世界中みることなんて、不可能なのだ。
めぐりあわせをたいせつに、出会った運命にしたがおうとおもう。
バスの本数がすくなくても、ここらはひとがいいから、乗り合いトラックやヒッチハイクでなんとかなるのだ。
どこへでもいける気がする。

SUMERASER村付近は、水が豊富で、
村の外をあるいていると、ぽつぽつと、おおきな井戸をみつける。
機械で上げて、遠くの村へもおくっている。

おばあちゃんの、しわくちゃの乾いた手が、
不思議なものをみつけたみたいに、わたしの顔にふれた。

両替のレートは、日本人にとって、かなりよくなっているけれど、
物価があがっているので、すごく得しているわけではないのかもね。
去年5ルピーのチャイが、6ルピー。
ミルクの値が上がっているって。
ここらのチャイは、そ-さー付ででてきます。

一見、すこし上品ふうかとおもわれますが(でもないか)
カップから、そーさーにうつして飲むのが、ここら流。
半分うつして、わけっこしたりもしてる。
そーさーだけでくることも。冷ましているみたいね。慣れたけれど、やっぱり奇妙。。
I am べケ

領しゅう書にのなまえが、べけ になっていた。
ここへ来た目的は、ここらのクラフトをかうこと。
カッチは、すてきな刺しゅうや染めや織りの布でしられていて、
ほかにもベルや木工や、魅力がいっぱい。
工房や、村の女性や、お店をめぐって、いっぱいいっぱい買った。




草木染の工房では、水場でビニールの服を着たひとがたくさん、ばしゃばしゃと、布をあらっていました。
乾いた空の下にひろげてかわかします。
建物のなかでは、耳が不自由ではなせないけれど一番うでのいいおじさんが、
ひとつひとつ確実に木版をおしていました。

水牛の首についてあるカッパーベル。
鉄で作り上げたベルに、銅をやきつけると、音がぼわーんときれいに響くようになります。




こんかいも、もちろん人形かいました。
ゆるい顔だいすき。



織も刺しゅうも、うっとりするものばかり。
かべの絵ですらも、まねできないなにかがあるんだよねぇ。

しごとのために刺しゅうするひともふえて、
女性陣があつまって話しながらサリーをつくっていました。
あしたこれらの荷物をにほんに送る、大仕事。
売れればとおもったので、前回の倍ほどになりました。
でも、すてきなものがいっぱい買えた。おたのしみに。
アドレスブック
毎年かかさずかいている年賀状。
今年もインドから。とおもって、アドレスブックのデータをiPodにいれたつもりが、
はいっていませんでした。。
いんどでほどよい厚さの紙をさがすのは一苦労で、やっとなんとかなったとおもったのに。
なので、いつもかいているひと、だせなくてすみません。。
それか、住所をおしえていただけたら、おくるので、気が向いた方、よろしくおねがいします。
uskabard@gmail.com
今年もインドから。とおもって、アドレスブックのデータをiPodにいれたつもりが、
はいっていませんでした。。
いんどでほどよい厚さの紙をさがすのは一苦労で、やっとなんとかなったとおもったのに。
なので、いつもかいているひと、だせなくてすみません。。
それか、住所をおしえていただけたら、おくるので、気が向いた方、よろしくおねがいします。
uskabard@gmail.com
歌う口琴
大きな荷物を3つ日本におくって、夕方のバスでジャイサルメールへ行くはずだったのですが、
まだBhujにいます。。バスをキャンセルしました。。
ムスリムのおおいここで、あしたとあさって大きなおまつりがあるそうで。
インド全土でおこなわれるみたいときいたけれど、去年ジャイサルメールではみなかった。
うたにおどりに。
インドの西の果て。ここにはアフリカ系の民族もいるので、おもしろいリズムを期待して。
ということで、あと数日滞在。うれしい本音。
荷物をおくったのでこれ以上買い物しないよう、クラフトモードから音楽モードにきりかえました。
ラジャスタンのすぐ南にあるこの地域も、パキスタン方面からきた文化が色濃くて、
言葉や服や食べ物や、似ているものがおおい。
音楽もね。
ラジャスタンは音楽家がおおくて、はつらつと、ビジネスモードになっているけれど、
ここでは、素朴に自然にのこっている。数はすくないけれど。
音楽家の名前と村をきいて、とりあえずバスに乗る。
ついてひとまずチャイをのんで、情報収集。
世話やきインド人が、たすけてくれる。で、ちゃんとたどりつく。

口琴奏者。Samat Sajan Pathan さん。
ラジャスタンでは、モーチャン。ここでは、チャンといいます。
ラジャスタンでは、リズムできかせるかんじだったけれど、
ここでは、リズムは単調に。倍音のメロディーがうつくしい。
素朴で、自然のなかにいるということを、かんじる。

Samatさんに、口琴をつくったひとをおしえてもらい、
次の日訪問。バスで西へ1時間半。
鍛冶屋のロワール族のBhimjさん。
在庫はおいていなくて、2時間くらいでとんてんつくってくれました。

完成。
Bhimjさんも、名奏者。
日本からもってきた、アイヌの口琴をプレゼントしたけれど、
むずかしいからいらん、といわれた。。
まだBhujにいます。。バスをキャンセルしました。。
ムスリムのおおいここで、あしたとあさって大きなおまつりがあるそうで。
インド全土でおこなわれるみたいときいたけれど、去年ジャイサルメールではみなかった。
うたにおどりに。
インドの西の果て。ここにはアフリカ系の民族もいるので、おもしろいリズムを期待して。
ということで、あと数日滞在。うれしい本音。
荷物をおくったのでこれ以上買い物しないよう、クラフトモードから音楽モードにきりかえました。
ラジャスタンのすぐ南にあるこの地域も、パキスタン方面からきた文化が色濃くて、
言葉や服や食べ物や、似ているものがおおい。
音楽もね。
ラジャスタンは音楽家がおおくて、はつらつと、ビジネスモードになっているけれど、
ここでは、素朴に自然にのこっている。数はすくないけれど。
音楽家の名前と村をきいて、とりあえずバスに乗る。
ついてひとまずチャイをのんで、情報収集。
世話やきインド人が、たすけてくれる。で、ちゃんとたどりつく。


口琴奏者。Samat Sajan Pathan さん。
ラジャスタンでは、モーチャン。ここでは、チャンといいます。
ラジャスタンでは、リズムできかせるかんじだったけれど、
ここでは、リズムは単調に。倍音のメロディーがうつくしい。
素朴で、自然のなかにいるということを、かんじる。


Samatさんに、口琴をつくったひとをおしえてもらい、
次の日訪問。バスで西へ1時間半。
鍛冶屋のロワール族のBhimjさん。
在庫はおいていなくて、2時間くらいでとんてんつくってくれました。


完成。
Bhimjさんも、名奏者。
日本からもってきた、アイヌの口琴をプレゼントしたけれど、
むずかしいからいらん、といわれた。。