2008-05

「死刑」

言葉が先攻して、イメージが追いついていないことって、よくあるけれど、
この言葉についても、そうだと気づかされた。

森達也「死刑」(朝日出版)

重いテーマだけれど、すごくよみやすいです。
オウムを被写体に撮った「A」「A2」後。面会に行って話すひとたちは、ことごとく死刑となる。
ではその実態とは?
存置派、廃止派、被害者、加害者、元死刑囚、、
様々なひとたちに会って話を聞く。ゆられて、考えて、考えて、ゆれて。
そしてひとつの結論をだす。。

読みながら、自分もゆれて、考えさせられます。
冤罪(無実の罪)による死刑の存在。
そういえば、はじめて紳介の「行列のできる法律相談所」をみたときに違和感をもった。
弁護士によって、罪になったりならなかったりするんだと知った。
最後に、”罪になる確率〜%”みたいな表記が、軽くていやだった。
それがそのまま実社会だったんだ。

存置派、廃止派、どちらにしても、
誰かが手を下して殺める罰が、ここから地続きにあるということを、知っておかなくちゃいけない。
死を考えることは、生を考えることでもあるんだ。

ドキュメンタリーは嘘をつく

森達也さんの番組が、明日(26日)のあさ10時半からテレビ東京で放送されるって。

タブーとされるような題材の作品が多くて、テレビ業界から追放されかかっている人。四年ぶりのテレビらしい。

素直な問いかけをいつももっていて、始めて本を手にした時、"この人は信用できる"とおもえた。
情報は、人の手を介する間にどうしても、別の解釈や先入観、意図がはいってしまうのだけれどそのことを忘れがちになってしまう。
実際は、正しいのか、正しくないのかではくくれないことのほうがおおいとおもうのだけれど、普段どれだけ、意図された(よくもわるくも)情報やものにまみれているのか考えると、少し恐ろしくなるときがある。

周りを見渡しても、作られていないものは空くらい。手を介したものが、環境になっているんだね。流されていても気付いていないのかもしれない。
知るのと知らないとじゃ、けっこう違うとおもうんだ。よかったら一度みてください。

映像はDVDになっているのが少ない(オウムのドキュメンタリー"A" "A2"はあるよ)から、上映会に行くしかないけど、本もいいよ。DVDでは森さんはただその場をそのまま撮っていて、ほとんどはなさないけど、本では頭の中や過程がみえておもしろい。

こういう番組とかの情報は、大抵終わってから知って、くやしいおもいをするんだけど、おかんが新聞の記事を切り取っててくれたよ。感謝感謝^^


森達也公式HP↓
http://www.jdox.com/mori_t/index.html

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にしはらみき

14ヶ月アジアの旅から帰国し、
なぜか京都へ移住。
旅の続きのような生活。
すきなものに囲まれ
平安に過ごしています。

うちの庭の木、無花果と椿。
miki_nishihara@hotmail.co.jp

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