2008-07

チベットと中国のこと

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旅で得たイメージと、日本で得た情報からのイメージとで、なんでこんなにちがうんだろうか。

10年前、初めて海外にいったのも、初めて一人旅をしたのも中国。
はじめは言葉も全然わからなくて、うまくコミュニケーションとれず、
そっけなくされてかなしくなったこともあるけれど、
よくしてくれるひとにも、たくさん出会った。

列車のチケットがうまく買えず、代わりに買ってくれたり、
ご飯はなんどもおごってもらったし、
重いバックパックを代わりに背負ってくれて、宿探しを手伝ってくれたり、
遠回りなのに、道案内してくれたり、

でも、チベットのことをしらべていると、忘れそうになる。
悪いのは、中国人民ではないのだ。


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なぜ、写真を隠しもたなくてはいけないんだろ?
なぜ、自由を叫んだら、捕まってしまうんだろ?
サカダワのお祭りに参加したら、クビになるって。
中国政府が決めたパンチェンラマの講演に出席しなかったら、クビだって、いっていた。

ラサの看板には中国語。その下に小さくチベット語が。
メインロード沿いには中華系のお店がならび、子供たちは、中国の教育を受ける。
ポタラ宮の裏の池にはスワンボートが浮かんでいる。
7年前シガツェのチベットの住居地域だったところは、大きな石碑がそびえる殺風景な広場になっていた。

わたしが知っている限りでも、すごい早さで変わっていっている。



発展しないでほしいとおもうのは、旅行者のエゴかとおもって、チベット人にきいてみたことがある。
日本だって古いものを壊して発展してきたわけで、途上地域にもその権利があるし、
チベット住民にとっても便利になったり利益を得たりするのかもしれない。

でも、そのひとはいっていた。
利益を得るのは漢民族。チベット人は二等国民扱いをされている。


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60年前、中国軍が破壊したお城の跡に、中国が再現しようとしていたお城には
チベットらしい雰囲気をかんじられなかった。
若い僧を教育するためのお寺にいるはずの高僧のほとんどが、
インドへ亡命しているか、中国に捕らえられているかという。


独立は困難かもしれないけれど、
文化をまもって、しずかに祈る権利を、なぜうばってしまうのだろう。


オリンピックが過ぎたあと、別のニュースと同じように風化してしまわないだろうか。
なにができるだろう。。

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にしはらみき

14ヶ月アジアの旅から帰国し、
なぜか京都へ移住。
旅の続きのような生活。
すきなものに囲まれ
平安に過ごしています。

うちの庭の木、無花果と椿。
miki_nishihara@hotmail.co.jp

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